地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

18

133

竹原市

竹原町的場

都道府県名

広島県


 

 

 

 

 芸予諸島大島上島、大三島を全面に見る小海域に面する海岸で、直接波浪に洗われ、清澄度は概ね良好である。海浜は幅約100m、後背は約10mの平地を挟み山稜が迫る。平地には民家等の建造物が建つ。干出面は石盤、コンクリート構築物、石垣、転石浜、砂泥底、砂浜からなる。
 陸岸山稜はクロマツを主体とし、ウバメガシ等の雑木が混ざる。海浜植物は見当たらない。
 海岸線は全て防波堤となっており典型的な人工海岸である。











 全面的に生物相は豊富であると言い得る。
 個々の生物をみると、全体的には広く分布しているのはマガキ、スガイ、ヒライソガニ、それに量的には多くないが、アナアオサである。
 ゾーン別に見ると、ヒザラガイの類、カサガイの類、イワフジツボが上部を、アサリ、ゴカイ類が中部を、クボガイが中・下部を、石灰藻、ヒジキ、その他数種類の藻類が下部を中心として見られた。ムラサキイガイ、ヤドカリ類、イバラノリは分布の特徴が見い出せなかった。
 藻類に関していえば、調査時期がいわゆる夏枯れの時期に相当するので、他の時期に調査を行うと、種類、量とも多くなる可能性が大きい。







 竹原市域内のカモ類の飛来調査地として指定がされている「大井溜池」に対座した海域部で、渡来最大時には、少数ではあるが、マガモ、カルガモ等カモ類の安息地となっている。
 シギ類では、ハマシギの確認はあるが、渡来地として位置付ける程の渡来数はなく、また、採餌場としての干潟もない。
 的場海水浴場の背後地にある松林は、ハシブト・ハシボソガラス、セグロセキレイ、メジロ、エナガ等、多種な鳥類の安息地となっている。

(地元住民からの聞き取り)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 広島大学生物生産学部

 氏名 佐々田 憲

調査

方法

○1 現地調査 1990年9月30日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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