地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

25

30

倉敷市玉島

勇崎

都道府県名

岡山県


 

 

 

 

1.玉島勇崎の押山から小原にかけて広く干出する前浜干潟。標本区の沖出し幅は約200mで、面積は約40haである。中央に樋門からの流入する小河川があり、これに続く一本の深いみおがある。里見川の右岸側の河口下流にあるが河川水の影響はほとんどない。底質は護岸端の起点から19mまでは根固め用の石積みで、石積み端以遠50m地点までは深い泥底、これより以遠は低潮線まで砂泥底である。清澄度は不良で、少し汚れている。
2.人工海岸で、高潮線は人工護岸上にある。後背地は古い干拓地。
3.オゴノリが点在するが、量的にはわずかで、干潟内に植生は認められない。護岸で隔てられた後背地は水田とアシの草地。











1.メナシピンノ、ムツアシガニ亜科、ムキガイ、ゴカイ科、チロリ科が全域に及んで得られ、全域でメナシピンノが数多く優勢である。上部にはヤマトオサガニが、中部から下部にはアサリが分布し、アサリは数多い。確認種数は36種で、砂泥底に普通の動物相である。
2.干潟内に藻場はない。







 シギ・チドリ類の利用の多い高梁川の河口干潟群が遠くない東方にあり、シギ・チドリ類の利用はあると推定される。また、アオサギ、コサギなどサギ類の利用を認めるが数は多くない。







 聞き取りによればアナジャコ、アサリの潮干狩地として利用されてきたが、乱獲によりアサリは現在数少なくなってきた。当調査ではアナジャコは確認されていない。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 川崎医大

 氏名 佐藤 國康

調査

方法

○1 現地調査 1989年6月5日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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