地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

24

7

御坊市

日高港

都道府県名

和歌山県


 

 

 

 

 日高川河口の干潟で、南岸と導流堤によって囲まれた泥干潟であり、岸寄りには広くアシ原が発達する。県下唯一のアシ原をもつ大きな干潟である。潟はくの字に曲がり、その腕の両方から小河川が流入し、潟底はそれにそってゆるく傾斜し、導流堤南西端から日高川に開く。
 干潟の北西側は導流堤をはさんで日高川に接し、南東側は国道をはさんで市街地に接する。











 発達した泥干潟面には中部を中心にチゴガニの巣穴が密に分布し、中〜上部にはヤマトオサガニの巣穴が密に分布し、アシ原を中心にアシハラガニが多産する。また中部にはチゴガニと共にハサミシャコエビが多い。下部にはウミナナフシ、シダレイトゴカイ、ゴカイ、アナジャコが多く、全域にわたり貝類は非常に少ない。
 かつてトビハゼがかなり見られたが、現在その数は非常に少なくなっている。







 114種の鳥類が記録されている。
 カモメ類・カモ類は越冬採餌に飛来し、シギ・チドリ類は比較的多く、春と秋の渡りの途中ここで休息・採餌し、シロチドリは産卵、カルガモ、イソシギはアシ原で、イルカチドリは河原の石の上で繁殖している。







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。
 1980年着工、1985年完成の関西電力御坊火力発電所が隣接する。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 財団法人 海中公園センター
    錆浦海中公園研究所
 氏名 内田 紘臣

調査

方法

○1 現地調査 1990年5月24日
○2 資料調査
 3 ヒアリング



和歌山県自然保護調査会 1981〜1988
 御坊発電所新設に係る鳥類追跡調査報告書
  昭和55年度〜昭和62年度


 

 

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