地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

23

6

広川町

唐尾湾

都道府県名

和歌山県


 

 

 

 

 唐尾湾湾奥に広がる干潟で、中央やや北寄りに小川が流入するが、潮間帯中部で伏流する。湾の南端に沿って小川が流入し、その付近のみは小石や礫底であるが、他域はすべて細砂である。湾奥の東〜南岸は人工の防潮堤によって囲まれるが、北岸は自然海岸となり、急傾斜で雑木林の丘陵地へと続く。東岸は疎人工林を経て農耕地に至り、南岸は県道を経て農耕地となる。潮間帯の海水の状態は良好である。











 干潟のほぼ全域にコメツキガニの砂団子が密に分布し、あちこちに散在する水溜りにはコメツキガニに混じって、ニホンスナモグリの巣穴が分布する。
 貝類、ゴカイ類は種・個体数ともに少ない。
 中央部小川の流域にはスゴカイイソメ・アナジャコが分布し、低潮線付近にはニホンオフェリアが棲息する。







 シギ・チドリ類の飛来数は普通程度。
 小型シギ類は14種が記録され、中でもキアシシギが多く、多いときには一時に40〜50羽が観察される。
 大型のシギではチュウシャクシギが目立ち、多いときには一時に10羽程度が観察される。

(ヒアリング:日本野鳥の会和歌山県支部長 出水 隆 氏)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。
 なし。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 財団法人 海中公園センター
    錆浦海中公園研究所
 氏名 内田 紘臣

調査

方法

○1 現地調査 1990年4月28日
 2 資料調査
○3 ヒアリング



 


 

 

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