地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

23

5

和歌山市

名草ノ浜

都道府県名

和歌山県


 

 

 

 

 和歌川河口のすぐ外側に発達した干潟で、片男波防波堤ぞいに南下した和歌川河川水が毛見海岸に堆積した砂によってできていて、干潟内にはかなり複雑かつ不明瞭な水路やくぼみがあるが、和歌川増水の度にその地形は変化する。
 浜の北2/3は防波堤によって陸部と境されるが、標本区に選んだラインを含む南約1/3はハマヒルガオ帯の砂地から直接陸部へとつづく。陸部は市街地である。
 干潟沖合いにはノリ養殖場が広がる。











 底生生物は貧弱であり、藻場の形成はなく、その他、植物は見られない。潮間帯中〜下部にマテガイがやや普通に見られるほか、バカガイとニホンスナモグリが見られる程度である。その他にはキサゴ類、カガミガイ、ツメタガイ、ゴカイ類がわずかに見られ、現地調査の折にはエビ類、カニ類は見られなかった。







 シギ・チドリ類が比較的よく飛来する。冬期はとくにハマシギがよく群れで見られる。 大型のシギ類ではチュウシャクシギが渡来し、その他、キアシシギ・ソリハシシギ・ダイゼンが飛来する。

(ヒアリング:和歌山県立自然博物館)







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。
 干潟南部に隣接して、和歌山マリーナシティーの建設が進行中で、干潟表面にシルトが堆積していた。これからかなりの環境の変化がおこることが予想される。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 財団法人 海中公園センター
    錆浦海中公園研究所
 氏名 内田 紘臣

調査

方法

○1 現地調査 1990年4月28日
 2 資料調査
○3 ヒアリング



 


 

 

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