地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

8

3

串本町

橋杭

都道府県名

和歌山県


 

 

 

 

 橋杭岩と漁港の岸壁に囲まれた狭いが奥の深い干潟であり、奥半は礫、沖半は泥まじりの細砂であり、奥から沖にむかってほぼ一様に傾斜し、かつ橋杭岩から漁港岸壁にむかって傾斜する。陸域は有名な観光地で、そこからの生活排水が流入し、岸壁沿いに干潟を通って流出する。干潮時は陸水のため、陸水流域ではかなり塩分濃度が低下し、また、かなり汚濁が進んでいる。











 最奥部の礫地にはイソゴカイが多産し、中部にはシダレイトゴカイ・ミズヒキゴカイが普通に見られる。下部にはアナジャコが分布し、ニンジンイソギンチャクの1種が砂中深くの小石に付き、長く体をのばし、砂表に触手をひろげている。南東の防波堤の内側にはコアマモの小藻場があり、その底質中にはイトゴカイ類やクロホシムシが見られる。中部には1984年まではタマシキゴカイが棲息していたが、1985年以後見られなくなった。







 まれにチドリ類が見られるが、トビ・カラスをのぞき、鳥類の飛来はほとんどない。







(記入例)
 下水処理場建設に伴う埋立て計画あり。
 生活排水の流入により、除々に汚濁が進行しているものと思われる。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 財団法人 海中公園センター
    錆浦海中公園研究所
 氏名 内田 紘臣

調査

方法

○1 現地調査    年  月  日
 2 資料調査  1990〜1991 数度
 3 ヒアリング



 


 

 

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