地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

10・12

1

泉南市−阪南町

男里川河口干潟

都道府県名

大阪府


 

 

 

 

1.地形
 男里川河口右岸からのびた砂嘴の内側に泥や砂がたまり、干潟を形成している。干潟は約2haの小規模なもので、干潟の中央は泥、周辺部は砂質となっている。
2.海岸改変状況
 1988年頃から年に1回程度、河川下流域をブルドーザーで平坦にする作業が行なわれるようになり、その時点で河川内の芦原が消滅した。また、干潟内の底質は砂分が増加している。男里川北側の海岸が関西国際空港関連の埋立工事のため、埋たてられ男里川河口まで一直線のテトラポット護岸となり、沿岸流の変化が予想される。
3.植生
 オカヒジキ、ハママツナ、ハヤサジ、コウボウムギ、ハマボウフウ等の海岸植物がみられる。











1.底生生物  干潟の軟泥域にはヤマトオサガニ、泥域にはアシハラガニ、砂泥域にはハクセンシオマネキ、砂域にはスナガニ、コメツキガニが生息する。
 干潟内の池では過去にトビハゼが生息していた。
 干潟の周囲にはウミニナ、フトヘナタリがみられる。
2.藻場
 河川流路には、スジアオノリが大量に生育する。この流路と干潟内の水面には、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ウスバアオノリが生育する。







 ユリカモメ、シラサギ、カラス、シギ類が飛来する。







 





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 大阪府 水産試験場

 氏名 鍋島 靖信

調査

方法

○1 現地調査 1990年4月15日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



泉南・男里川の河口と干潟の生物TU 鍋島 靖信(1980)
男里川河口干潟の底生動物と生息環境(1)、(2) 横山 寿、山西 良平(1987)


 

 

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