地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1990

9

34

南勢町

五ケ所前

都道府県名

三重県


 

 

 

 

1.地形・底質
 五ケ所湾の奥、五ケ所川の河口に干出する河口干潟。標本区は、五ケ所地区の防波堤に沿って沖合いに約11ha、最大沖出し幅は300m。干潟面はほぼ同じ傾斜で低潮線まで続いている。底質は、干潟上部が砂、中部・下部は礫混じりの砂泥にかわる。
 海水の清澄度は良好である。
2.海岸改変状況
 干潟の海岸線はすべて防波堤でおおわれており、防波堤の内側に河川に注ぐ小さな川があり、海岸線に沿って松林が立つ。その背後に市街地が続いている。
3.植生
 干潟と陸域の間は、防波堤で分断されており、干潟内に植生はない。防波堤の内側には松林が立つ。











1.底生動物
 防波堤があるので、上層部の場合、防波堤真下で採集したが、マガキの殻が点在し、ウミニナとゴカイ類が多く見られた。中層部から下層部にかけてはアサリの稚貝放流場所となっているため、アサリが多く、転石にはマガキが付着し、ヤドカリ類、チゴガニ、ヤマトオサガニも認められた。スガイも多く見られた。
2.藻場
 干潟周辺に藻場はなし。







 シギ・チドリ類はイソシギ、キアシシギなどごく少数が、主に4〜5月、8〜10月にみられるにすぎない。カモ類はほとんどみられず、カワウ、アオサギ、コサギが、個体数は少ないが、採食・休息地として利用する(この3種は五ケ所湾岸の半島部で繁殖する)。11〜3月にはノリ養殖漁場となり、一面にノリソダが設置されることもあって、鳥はほとんどみられない。







 





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 海の博物館

 氏名 平賀 大蔵

調査

方法

○1 現地調査 1990年7月25日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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