地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

3

43

渥美町

折立

都道府県名

愛知県


 

 

 

 

1地形・低質

渥美半島の先端に近く免々田川という小河川の流出する福江港の存在する地点で、大潮時には高潮線より260mにもおよぶ傾斜の小さい遠浅の干潟を生ずる前浜干潟である。浜は高潮線から低潮線にかけて泥質が高くなり、砂泥干潟を形成する。

2海岸改変状況

干潟の海岸線はすべて護岸堤がつくられている。

3植生

干潟と陸域との間は護岸で分断されており、干潟内での植生は存在しない。











1.底生動物

測線全体を通じて、二枚貝、ゴカイ類、甲殻類が多く、中でもアサリ、シオフキガイなどが広い範囲で出現し、個体数も多い。

ゾーン別に見ると上部では、転石も多く、巻貝類、甲殻類が多い。中央部では、砂泥浜で二枚貝、甲殻類が、下部では、二枚貝が主体で、その先にアマモが点在する。

調査全域にわたって出現する種類、個体数も多く、豊かな生物相を呈する干潟である。

2.藻場

干潟の最下部の低潮線付近から沖側にかけて、ごく少量であるがアマモ場が分布する。







福江

福江港は、渥美半島の先端、三河湾側に位置する。

ここには、シギ、チドリ、カモ類など多くの水鳥が訪れるが半島の太平洋岸とは違った鳥を見ることができる。

たとえば、記録(昭和62、63年)では、マガモ、コガモ、カルガモなどは三河湾側でみることができるのに対して、太平洋側では観察されていない。これに対して、シノリガモなどはその反対に太平洋側でみられている。また、ウミウ、ヒメウなどは太平洋側に、カワウは三河湾側に、カモメ類もカモメ、オオセグロカモメなどは太平洋側で、ユリカモメは三河湾側でみられる。シギ・チドリ類も多くは三河湾側でみられる。







福江港(古田港)の増改築工事がすすめられている。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 豊川高等学校

 氏名 橋本 道弘

調査

方法

○1 現地調査 平成1年12月28日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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