地 図 番 号
調査区 番 号
市 町 村 名
地 名
調査年度
1991
8
4
山田町
織笠
都道府県名
岩手県
環 境 の 概 況
1.地形・底質 山田湾奥部の織笠川右岸に広がる約6haの河口干潟である。高潮帯は幅10m、約9%の勾配の砂であり、中~低潮帯は沖出し約300mで緩やかに下る。 川に沿ってやや大きな礫がみられ、川から離れるに従って砂、泥になる。カキ、ホタテガイの死骸が散在する。干潟を横断して織笠大橋がかかっている。 2.海岸改変状況 海岸線にはすべて護岸が設置されている。 3.植生 干潟内には全く存在しない。潮上帯の上部も砂であり、草がはえている。
底生生物相の概要・特徴
1.底生動物 高潮帯の上位に打ち上げられた海藻の下にはヒメハマトビムシ(ヨコエビ類)が多く、中位ではヒメスナホリムシ(ダンゴムシ類)が出現する。中潮帯から低潮帯にかけてイソシジミ、アサリなどの二枚貝が生息し、ニホンスナモグリ、アナジャコ(アナジャコ類)がやや多い。ゴカイ類は少ない。中潮帯の礫にはホソウミニナ(巻貝類)が多く出現する。 2.藻場 中潮帯の礫にアオサ、アオノリ、オゴノリが生育している。干潟の潮下帯の東側にはアマモが分布している。
鳥類の渡来状況
県内では、宮古湾奥の干潟を除き、シギ・チドリ類の渡来は非常に少ない。カモメ類は周年みられる。
その他特記事項
位置図 5万分の1
概 況 写 真
調 査 者
所属 岩手県南部栽培漁業センター 氏名 内田 務
調査 方法
○1 現地調査 1991年7月11日 2 資料調査 3 ヒアリング
資 料 名