地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1991

22

5

平内町

浅所

都道府県名

青森県


 

 

 

 

1.地形・地質
 汐立川の河口に広く干出する河口干潟。最大、東西約1300m、南北約800mで、その広さは約54haである。岸がわには、深い澪筋が陸岸と平行して走っている。干潟面は、ほぼ同じ傾斜で低潮線まで続いている。澪より岸側、特に川の近くでは、泥の割合が高いが、澪より沖では、砂泥域となっている。海水の清澄度はおおむね良好である。
2.海岸改変状況
 海岸線の一部は、漁港となっている。
3.植生
 干潟地には、特に植生は存在しない。また、後背地は道路を隔てて宅地となっている。











1.底生動物
 二枚貝では、オキシジミ、イソシジミ、シラトリガイ類、オキナガイ類の4種、巻貝ではウミニナ類1種のみが、その他カニ類、ヤドカリ類、ゴカイ類、アナジャコ類が確認されたにすぎず、出現種類数は少ない。また、ウミニナ類を除くと出現個体数も少なく、貧弱な生物相である。
 ゾーン別に見ると上部〜下部の大きな差は見られないが、ウミニナ類はどちらかというと中部域を中心に多く分布することが特徴としてあげられる。 2.藻場
 全域で、所々の石にモズクがついており、調査中、モズクを採取する人々が見られた。また、全域の所々で見られた。この沖合の潮間帯以深では、アマモ場が確認されている。







 当地は、昭和27年に「小湊のハクチョウおよびその飛来地」として国の特別天然記念物に指定された。飛来するハクチョウの多くはオオハクチョウで、コハクチョウも見られる。また、カモ類も多く冬鳥の越冬地となっている。平成3年度のガンカモ科鳥類の生息調査によるとオオハクチョウ524羽、オナガガモ780羽、ヒドリガモ57羽など合わせて1,371羽が確認された。
 シギ・チドリ類については、コチドリ、ハマシギ、イソシギなどが飛来し採餌場として利用しているが、数は多くない。







 特になし。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 青森県自然保護課

 氏名 吉田 均

調査

方法

○1 現地調査 1991年6月11日
○2 資料調査
 3 ヒアリング



市町村別鳥獣生息状況調査報告書(青森県)
角川日本地名大辞典、平成3年度ガンカモ科調査(青森県)
第2回自然環境保全基礎調査(干潟・藻場・サンゴ礁分布調査報告書)
地形図(2万5千分の1)


 

 

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