地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1991

186

83
84
85

鵡川町

鵡川河口

都道府県名

北海道


 

 

 

 

1.地形・底質
 平成3(1991)年7月現在の河口域は、国土地理院発行(昭和62年5月)の地図あるいは1978年の干潟調査時に記録されたものと比べると、ラグーンおよびそれに隣接する干潟部が全く消失し、陸地(草地)となり、ラグーンは細い水路部に各残りを止めるのみであった。
2.海岸改変状況
 南東部海岸線上に小型漁港があるほかには、河口周辺に人工構造物は存在せず、ほぼ、自然状態を保っている。従って上記干潟部の消失は海岸浸食、砂の移動等に自然要因に基づくものと考えられた。
3.植生
 河床域上部にはイネ科植物の群落が認められる。その後背部は草地で、一部は牧場となっている。











1.底生生物
 数ケ所の調査で、底生動物は採集されなかった。ただし、河口域の海域に隣接する汀線部でアミ類の1種Archaeomysis sp.がみられた。
2.藻場
 河口域に藻場は認められなかった。







 道央地区最大のシギ・チドリ類をはじめとした水・渉腐類の渡りの中継地として知られ、砂浜内側に形成されたラグーンと周辺部の湿性草原を中心に、これまでチドリ科、シギ科、ガンカモ科、カモメ科など11科68種(*1)の水・渉腐類が記録されている。飛来時期は主として5月と8〜9月である。
 特徴としては、メダイチドリ、キョウジョハシ、アカエリヒレアシシギなど小型のシギ・チドリ類の他、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ホウロクシギなど大型のシギ類が多数飛来する。
 なお近年、海岸線の浸食等により、ラグーンのほとんどが消滅している。
 参考試料(*1)「北海道地域別鳥類リスト」
 (平成3年5月(財)日本野鳥の会北海道ブロック支部連合協議会)







 





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属

 氏名

調査

方法

○1 現地調査 1991年7月12日
 2 資料調査
 3 ヒアリング



 


 

 

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