(都道府県名)

東京都

サンゴ群集現地調査記録票

(表)

調査地

地図名

地図番号

市町村名

市町村コード

地名

八丈島

542923

八丈町

13 401

大サリ〜

イデサリ

群集番号

調査区番号

前回調査区

番号との対応

 

調査区概要

水深15〜40mの岩礁斜面に被覆状のサンゴが生育する。水深0〜10mではサンゴは非常に少なく、10m以深で次第に増加し、15〜30mに多い。

従来サンゴが密生する地区であったが、1991年1〜8月の冷水塊によって多くのサンゴが死滅し、被度は著しく減じた。

調査地略図

調査年月日

1991.09.02

時  刻

14:00〜15:30

水  深

15〜25

透 視 度

20

天  候

くもり

気  温

26.3

水  温

27.6

海  況

波浪 1

項   目

被   度

項   目

被   度

造礁サンゴ 枝 状

卓 状

れ  き

塊 状

死サンゴ

50%

被覆状

20%

死サンゴ堆積

葉 状

植 物 類

3%

その他形状

そ の 他

 

 

非造礁サンゴ

 

ソフトコーラル

底生生物

 

 

25%

2%

沿岸陸地の概況

 

調 査 者

所属

東京都水産試験場

氏名

米山 純夫

皆川 恵

(裏)

出現造礁・非造礁サンゴ属名・種名

Favia sp.a

   sp.b

   sp.c

Favites sp.a

    sp.b

    sp.c

 

 

Hydnophora sp.

Echimophyllia sp.

Oulophyllia crispa

Montastraea sp.

Plasiastrea sp.

Porites sp.

Goniastrea sp.

 

13

出現植物類名

トサカノリ

アオサ

オバクサ

 

 

備考

当該調査区では水深10m付近から深部に向って除々にサンゴが増加し、水深20〜30mではかつて80%程度の被度であったが、1991年1月から8月に強い冷水塊に覆れ、低水温の持続により被度が減じた。1〜4月の各月平均水温と平均差( )内は次のとおり。

1月16.6℃(-1.3)、2月14.1℃(-3.3)、3月14.9℃(-2.6)、4月15.1℃(-3.6)。

今回の低水温の持続はかつてない規模で、サンゴに与える影響は大きく、着生サンゴの約70%が死滅した。死サンゴ上にはアオサ、オバクサ等丈の低い海藻が着生している。

出現サンゴは本来塊状になる種が多いが、八丈島ではほとんど被覆状で、卓状・樹枝状・塊状のものは非常に少ない。

岩礁には起伏があり、尾根部分にサンゴがおおく、谷部分には少ない。

  

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