2. 調査方法の概要

調査は日本沿岸全域の干潟を対象とし、海をもたない8県を除く39都道府県を対象とした。

1干潟分布調査

調査対象干潟は、干出幅が100m以上、干出面積が1ha以上、移動し易い基底をもつ、の3要件を満たすものとした。現存干潟については、分布域の位置、面積、タイプ、及び底質を調査した。

2干潟改変状況調査

第2回調査(1978年)以降、人工改変によって、消滅した干潟について、その位置、面積、消滅時期を調査した。

3干潟生物調査

現存干潟の中から、海域とタイプを代表する干潟を各県5ケ所を選択し、渡り鳥の渡来状況と二枚貝、腹足類、甲殻類などの代表的な底生生物の定性、定量現地調査を実施した。


1 東邦大学理学部

 

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