4.昆虫(甲虫−ハンミョウ・クワガタ)類の調査実施状況

(1)調査対象種

日本産の鞘翅目(甲虫類)は、およそ8,000種にのぼるが、その中から環境指標性に着目してハンミョウ科、クワガタムシ科、ハナカミキリ亜科を対象とし、ハンミョウ・クワガタ類はハンミョウ類の全種22種(亜種を含む)及びクワガタ類の全種37種(亜種を含む)を調査対象とした。

(2)調 査 員

分科会検討員より推薦された専門研究者の中から46名が参加・協力した。

調査員の居住地(都道府県)別人数は、表1-6のとおりである。

表1-6 調査員居住地(都道府県)別人数

北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉

1
2
1
2
0
0
0
2
2
1
0
1

東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
岐阜
静岡
愛知
三重

7
2
0
2
1
1
1
1
1
0
1
2

滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島

0
1
3
2
0
1
0
1
0
1
1
0

香川
愛媛
高知
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄
  計

0
0
1
1
0
1
0
0
0
2
0

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
46

(3)調査状況

1全国の調査状況

ハンミョウ・クワガタ類に係る調査状況は表1-7のとおりである。

また、当該分類群のいずれかの種について報告のあった2次メッシュを全て表示したものを図1-8に示す。

表1-7 ハンミョウ・クワガタ類調査状況総括表

調査対象種
報告のあった種数
調査員数
延べ報告件数*1
延べ報告メッシュ数(3次メッシュ)*2
    〃    (2次メッシュ)*3
ハンミョウ・クワガタ類報告メッシュ数(3次メッシュ)*4
          〃       (2次メッシュ)*5

   59
   57
   46
4,094
3,440
2,624
1,932
  976

*1 「ある調査員」から「ある調査対象種」について「あるメッシュ」において「ある調査年月日」に記録された報告を1件としてカウントされた数の総合計

*2 *1のうち、同一種、同一メッシュ(3次メッシュ)における情報を統合して得られた延べ数

*3 *1のうち、同一種、同一メッシュ(2次メッシュ)における情報を統合して得られた延べ数(種別分布図に記されたプロット数の総合計)

*4 当該分類群のいずれかの種について報告のあった3次メッシュ数(全国:380,172メッシュ)

*5             〃         2次メッシュ数(全国:4,730メッシュ)

2分布図データの年代別状況 

全分布図に表示されたデータの調査年代別の内訳は、表1-8のとおりである。但し、全報告データのうち、同一種、同一2次メッシュの報告については、最新のデータをもって代表させている。

表1-8 分布図データの年代別状況

ハンミョウ・クワガタ類データ収集時期

メッシュ数

構成比(%)


昭和19年以前  
昭和20年代    
昭和30年代    
昭和40-44年   
昭和45-49年   
昭和50-54年   
昭和55-59年   
昭和60-64年   
平成2年以降   
調査年代無記入

   12
   52
  273
   99
  223
  259
  844
  636
  219
    7

  0.46
  1.98
 10.40
  3.77
  8.50
  9.87
 32.16
 24.24
  8.35
  0.27


合計

2,624

100.00

 

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