3−13 海域環境調査要綱

1 調査の目的

生物の生息状況からみたわが国の沿岸域の現状を把握するため、プランクトン、底生生物、付着生物等について調査する。(※)

2 調査実施者

国が都道府県に委託して実施する。

3 調査実施期間

契約締結の日から昭和54年3月31日までとする。

4 調査内容

調査する事項は次のとおりとする。

(1) プランクトン

(2) 底生生物

(3) 付着生物

(4) 大 腸 菌

(5) 赤    潮

5 調査方法

既存のデータを収集し、別冊「コード番号一覧」により区分された海域ごとに整理する。

調査方法の詳細は別紙1「海域環境調査実施要領」による。

6 調査結果のとりまとめ

受託者は、調査結果を下記の図表にとりまとめる。

(1) 採集地点位置図、海域特定生物分布図、大腸菌測定点図、赤潮発生海域図(以下「調査図」と総称する。)

ア 採集地点位置図

プランクトン、底生生物、付着生物に関するデータの得られた地点位置を、別紙2「採集地点位置図」にならい国土地理院発行の1/20万地勢図に表示する。

イ 海域特定生物分布図

シズクガイ、チヨノハナガイ、ヨツバネスピオ、Capitella Capitata、ムラサキイガイの分布が確定された地域及び底生生物の全く生存しない時期が存することが確認された地域(以下「無生物域」という。)を別紙3「海域特定生物分布図」にならい国土地理院発行の1/20万地勢図に表示する。

ウ 大腸菌測定点図

大腸菌群数の測定点の位置及び測定結果を別紙4「大腸菌測定点図」にならい国土地理院発行の1/20万地勢図に表示する。

エ 赤潮発生海域図

赤潮の発生した海域を、別紙5「赤潮発生海域図」にならい、国土地理院発行の1/20万地勢図に表示する。

(2) プランクトンデータ表

プランクトンに関するデータを別紙6「プランクトンデータ表」に整理する。

(3) 底生生物データ表

底生生物に関するデータを別紙7「底生生物データ表」に整理する。

(4) 付着生物データ表

付着生物に関するデータを別紙8「付着生物データ表」に整理する。

(5) 大腸菌データ表

大腸菌に関するデータを別紙9「大腸菌データ表」に整理する。

(6) 赤潮発生状況表

赤潮の発生状況に関するデータを別紙10「赤潮発生状況表」に整理する。

7 調査結果の報告

受託者は、調査結果をとりまとめ、報告書150部及び調査図帳1部を、それぞれ別紙11「報告書作成要領」、別紙12「調査図帳作成要領」により作成し、昭和54年3月31日までに環境庁自然保護局長あて提出する。

  (別紙1) 海域環境調査実施要領

1.通  則

第2回自然環境保全基礎調査海域環境調査は、この実施要領に従って行う。

2.収集資料の範囲

当調査において、収集、整理すべき既存の資料は、わが国の海岸線からおおむね5kmの範囲の海域のものに限ることとする。ただし、内海、内湾に関するものはそのすべてを収集の対象とする。

(1) プランクトン

48年度から52年度までの5ケ年間のデータを収集整理する。

(2) 底生生物

砂泥底等に生息する生物に関するものであって、48年度から52年度までの5ケ年間に、採泥器または方形枠法により採集されたもののデータを収集、整理する。

(3) 付着生物

ブイ、護岸等人工物に付着している生物に関するもので、48年度から52年度までの5ケ年間に方形枠法、観察等により記録されたデータを収集、整理する。

(4) 大腸菌

「公共用水域水質測定結果」、「主要水浴揚水質調査結果」、その他資料より、52年度1年間のデータを収集整理する。

(5) 赤 潮

48年度から52年度までの5ケ年間に発生した赤潮について、そのデータを収集、整理する。(※)

3.データの取扱い

(1) 原則として同一日の同一測定点(又は採集地点、以下同じ)における測定結果は、1データとして取扱う。

(2) 同一日に同一測定点で2検体以上測定している場合は、それらをまとめて1データとして取扱ってさしつかえない。この場合、平均値をもって当該測定点の測定値とする。

(3) 厳密に言えば、同一測定点でない場合でも、データの性格によって同一測定点とみなし得る範囲内の2以上の測定点で同一日に測定している場合は、それらをまとめて、1データとして取扱ってさしつかえない。

この場合、平均値をもって当該測定点の測定値とする。

4.デー夕の整理(※)

(1) プランクトン

収集されたデータは別紙6「プランクトンデータ表」に次のとおり整理するとともに、採集地点の位置を別紙2「採集地点位置図」にならい表示する。

ア 採集地点の位置

各採集地点ごとに採集地点の概略の位置がわかるように、採集地点名を付す。

(例、○○湾、湾口部、○○川河口、○○海岸)

イ 採集年月日

当該データが得られた年月日

ウ 優占種

当該データに記載されているプランクトンのうち動物、植物それぞれ優占するもの1〜3種の学名。

エ 以下に掲げる事項については、当該データから判明する場合のみデータ表に整理する。

(ア) 沈澱量(ml/l)

(イ) 個体数( /ml)

(ウ) 採集方法

 当該データが、プランクトンネットによっているものか、採水によっているものかの別。

プランクトンネットによっている場合はネットの型式。

(エ) ネットの網目

プランクトンネットを使用している場合は、ネットの網目の大きさ。網目の大きさは、表1の号数に区分する。

オ 当該データの出典

当該データが公表されている記録の場合は文献番号(別紙11「報告書作成要領」に後述)。

公表されていない記録の場合はデータ保有者名(又は保有機関名)。

 表−1 プランクトンネットの網目

(2) 底生生物

収集されたデータは、別紙7「底生生物データ表」に次のとおり整理するとともに、採集地点の位置を別紙2「採集地点位置図」にならい表示する。

また、シズクガイ、チヨノハナガイ、ヨツバネスピオ、Capitella Caoitata4種の分布域及び「無生物域」を別紙3「海域特定生物分布図」にならい表示する。

ア 採集地点の位置

プランクトンの場合に準じる。

イ 採集年月日

プランクトンの場合に準じる。

ウ 優占種

プランクトンの場合に準じる。ただし和名があるものについては、学名及び和名。

エ 以下に掲げる事項については、当該データから判明する場合にのみデータ表に整理する。

(ア) 採集地点の水深又は潮位

当該データが得られた場所の水深又は潮位。

(イ) 底質の概観

採取された底質は、表2に従って区分する。

表−2定質の概要

砂  礫

砂  泥

(ウ) 採集機器の種類

当該データが採泥器によっているものか、方形枠によっているものかの別。採泥器によっている場合には、エクマンバージ型、スミスマツキンタイヤ型等、採泥器の型式。

(エ) 採集機器の大きさ

採集機器(採泥器及び方形枠)の大きさ(ヨコ×タテcm)

(オ) 当該採集地点におけるシズクガイ、チヨノハナガイ、ヨツバネスピオ、Capitella Capitataの生息の有無

(カ) 動物群別湿重量、個体数及び検体数

二枚貝類、腹足類、甲殻類、多毛類等、動物群別の湿重量(g/u)、個体数( /u)及びその比率。

当該データが2以上のサンプルの平均値である場合には検体数。

オ 当該データの出典

プランクトンの場合に準ずる。

(3) 付着生物

収集されたデータは、別紙8「付着生物データ表」に次のとおり整理するとともに、採集地点 の位置を別紙2「採集地点位置図」にならい表示する。

また、ムラサキイガイの分布について、別紙3「海域特定生物分布図」にならい表示する。

ア 採集地点の位置

プランクトンの場合に準じる。

イ 採集年月日

プランクトンの場合に準じる。

ウ 優占種

プランクトンの場合に準じる。ただし、和名があるものについては学名及び和名。

エ 以下に掲げる事項については、当該データから判明する場合にのみデータ表に整理する。

(ア) 付着場所

生物が付着している場所(例 ブイ、コンクリート護岸、テトラポット等)

(イ) 採集方法

当該データが方形枠によっているものか、付着板によっているものか、その他の観察によ っているものかの別。

(ウ) 方形枠の大きさ

方形枠、付着板を使用している場合は、その大きさ(ヨコ×タテcm)

(エ) 当該採集地点におけるムラサキイガイの付着の有無

(オ) 生物群別種類数、被覆度、湿重量、個体数

フジツボ類、貝類、カンザシゴカイ類、海藻類等生物群別の種類数、被覆度、湿重量(g/u)、個体数( /u)。

当該データが2以上のサンプルの平均値である場合には検体数。

なお、被覆度は表3により区分する。

表−3被覆度区分表

記号 被 覆 度 区 分





80〜100%をおおう。   個体数は任意
60〜80%をおおう。    個体数は任意
40〜60%をおおう。    個体数は任意
20〜40%をおおう。    個体数は任意
20%以下をおおう。    個体数は任意
きわめてわずかをおおう。 個体数はすくない

オ 当該データの出典

プランクトンの場合に準じる。

(4) 大腸菌

収集されたデータは、別紙9「大腸菌データ表」に次のとおり整理するとともに測定点の位置を別紙4「大腸菌測定点図」にならい表示する。

ア 測定点の位置

プランクトンの場合に準じる。

イ 測定年月日

プランクトンの場合に準じる。

ウ 大腸菌群数

当該測定点における大腸菌群数(MPN/100ml)。

なお、当該測定点において同一日に2検体以上測定をしている場合は、平均値、最大値、最小値、検体数。

エ 当該データの出典

プランクトンの場合に準じる。

(5) 赤 潮

収集されたデータは、別紙10「赤潮発生状況表」に次のとおり整理するとともに赤潮発生場所 を別紙5「赤潮発生海域図」にならい表示する。

ア 発生場所

赤潮が発生した場所の概略の位置がわかるように、発生場所に名称を付す。(例 ○○湾湾 奥部、○○川河口等)

イ 発生年月日

赤潮の発生を確認した年月日及び赤潮が認められなくなった年月日。

ウ 継続日数

赤潮が継続していた日数。

エ 赤潮の種類

赤潮をおこしたプランクトンの種類。

赤潮の種類は表4により区分する。

表−4赤潮の種類

渦鞭毛藻類
その他の鞭毛藻類
珪藻類
原虫類
ラン藻類
ノクチルカ
その他
不明

オ 当該データの出典

プランクトンの場合に準じる。

(別紙2)      採 集 地 点 位 置 図

(採集地点位置図例)

(採集地点位置図作成上の注意)(※)

1.採集地点位置図には、必ず国土地理院発行の1/20万地勢図を使用する。

複写図、編さん図等は使用しないこと。

2.1/20万地勢図には、都道府県単位で東側から北から南へ「地図番号」を打つ。(。図(以下「地図番号図」という。)参照)

3.採集地点位置図例のように地勢図の余白の所定の位置に、「タイトル」、「地図番号」、「調査年表」(西暦)、「都道府県」を記入する。

4.当該地勢図内に2以上の海域が存する場合には、幅0.5mmの黒線(以下「海域区分線」という。)で海域を区分し、それぞれの海域に、別冊「コード番号一覧」より選んで該当する海域名、海域コードを記入する。

5.プランクトン、底生生物、付着生物の採集地点を次により表示する。

(1) 採集地点は黒丸点(・)でその位置を示す。

(2) 黒丸点の脇にプランクトンはP、底生生物はB、付着生物はAの記号を付し、都道府県ごとに通し番号(以下「採集地点番号」という。)を付す。

(例)P1、P2、P3 ・・・・・・・・・・・・・・プランクトン

   B1、B2、B3 ・・・・・・・・・・・・・・底生生物

   A1、A2、A3 ・・・・・・・・・・・・・・付着生物

(3) 同一海域にある採集地点の採集地点番号は連番とする。

(4) 同一地点でプランクトン、底生生物、付着生物が同時に採集されている場合は、黒丸点は同一のものとし、採集地点番号を併記する。

6.採集地点位着図例のように、地勢図の余白の所定の位置に採集地点位置図の凡例を記入する。

(別紙3) 海 域 特 定 生 物 分 布 図

(海域特定生物分布図例)

(海域特定生物分布図作成上の注意)

1.海域特定生物分布図には必ず国土地理院発行の1/20万地勢図を使用する。

複写図、編さん図等は使用しないこと。

2.海域特定生物分布図例のように地勢図の余白の所定の位置に「タイトル」、「地図番号」、「調査年度」(西暦)、「都道府県」を記入する。

3.当該地勢図内に2以上の海域が存する場合には、幅0.5mmの黒線で海域区分線を引き、それぞれ

の海域に別冊「コード番号一覧」より選んで該当する海域名、海域コードを記人する。

4.文献等から判明したシズクガイ、チヨノハナガイ、ヨツバネスピオ Capitella Capitataの分布域及び無生物域を巾0.5mmの黒線でくくり、次のように表示する。

……シズクガイ

……チヨノハナガイ

……ヨツバネスピオ

……Capitella Capitata

……無生物域

5.底生生物データ表及び付着生物データ表より、上記4種の底生生物及びムラサキイガイが採集されている地点がある場合には、その地点の位置を次の符号で示すとともに、当該データ表に示されている採点地点番号を付記する。

○……シズクガイ

△……チヨノハナガイ

□……ヨツバネスピオ

●……Capitella Capitata

×……ムラサキイガイ

6.海域特定生物分布図例のように、地勢図の余白の所定の位置に、当該分布図の凡例を記入する。

(別紙4)   大 腸 菌 測 定 点 図

(大腸菌測定点図例)

(大腸菌測定点図作成上の注意)

1.大腸菌測定点図には、必ず国土地理院発行の1/20万地勢図を使用する。

複写図、編さん図等は使用しないこと。

2.大腸菌測定点図例のように地勢図の余白の所定の位置に「タイトル」、「地図番号」、「調査年度」(西暦)、「都道府県」を記入する。

3.当該地勢図内に2以上の海域が存する場合には、幅0.5mmの黒線で海域区分線を引き、それぞれの海域に別冊「コード番号一覧」より選んで該当する海域名、海域コードを記入する。

4.大腸菌の測定点を次により表示する。

(1) 大腸菌の測定点は、符号(○、△、●)でその位置を示す。符号は当該測定点における大腸菌

群数(収集データ中の最大値)によって次のとおり区分する。

○           1,000MPN/100ml以下

△           1,000〜50,000MPN/100ml

●           50,000MPN 100mlをこえるもの

(2) 測定点の符号の脇に、都道府県ごとの通し番号(以下「測定点番号」という。)を付す。

(3) 同一海域にある測定点の測定点番号は連番とする。

5.大腸菌測定点図例のように、地勢図の余白の所定の位置に、当該測定点図の凡例を記入する。

(別紙5)  赤 潮 発 生 海 域 図

(赤潮発生海域図例)

(赤潮発生海域図、作成上の注意)2

1.赤潮発生海域図には、必ず国土地理院発行の1/20万地勢図を使用する。

2.赤潮発生海域図のように地勢図の余白の所定の位置に「タイトル」、「地図番号」、「調査年度」(西暦)、「都道府県」を記入する。

3.当該地勢図内に2以上の海域が存する場合には、幅0.5mmの黒線で海域区分線を引き、それぞれの海域に別冊「コード番号一覧」より選んで該当する海域名、海域コードを記入する。

4.文献等から判明したうちで、昭和52年度1年間に発生した赤潮発生場所を巾0.5mmの黒線でくくる。

5.赤潮発生場所の脇に「整理番号」(別紙10「赤潮発生状況表」に後述)を付す。

6.赤潮発生場所が2枚以上の地勢図にわたる場合は、整理番号を関係するすべての地勢図に記入す

る。

7.赤潮発生海域図例のように、地勢図の余白の所定の位置に、当該海域図の凡例を記入する。

(別紙6) プランクトンデータ表

(プランクトンデータ表様式)

(プランクトンデータ表記入上の注意)

1.データ表の様式は前頁に掲げるものとし、B5ヨコ版110kg上側2ツ穴あきとする。

2.データ表は海域ごとに作成し、採集地点番号の若い順に記入する。データの量が多い場合には、データ表は何枚にわたってもさしつかえない。

3.「海域名」「海域コード」には、別冊「コード番号一覧」より該当のものを記人する。

4.「調査年度」「都道府県」には、該当のものを記入する。

5.以下1採集地点の1データごとに次のとおりにする。

(1) 「採集地点番号」には、採集地点位置図と対照できる番号を記入する。

(2) 「地図番号」には、当該採集地点が属する、1/20万地勢図の番号を記入する。

(3) 「採集地点名」以下については、別紙1「海域環境調査実施要領」の「4.データの整理」を参考として記入する。

(別紙7)  底 生 生 物 デ ー タ 表

(底生生物データ表様式)

注1. 「プランクトンデータ表記入上の注意」に準じて記入する。

注2. 「シズクガイ・チヨノハナガイ・ヨツバネスピオ・C.Capitata」には、当該採集地点において採集されている場合、該当するものを○で囲む。

(別紙8)    付 着 生 物 デ ー タ 表

(付着生物データ表様式)

注1. 「プランクトンデータ表記入上の注意」に準じて記入する。

(別紙9)    大 腸 菌 デ ー タ 表

(大腸菌データ表様式)

(大腸菌データ表記入上の注意)

1.データ表の様式は前頁に掲げるものとし、B5横版110kg上側2ツ穴あきとする。

2.データ表は海域ごとに作成し、測定点番号の若い順に記入する。データの量が多い場合にはデータ表は何枚にわたってもさしつかえない。

3.「海域名」、「海域コード」には、別冊「コード番号一覧」より該当のものを記入する。

4.「調査年度」、「都道府県」には、該当のものを記入する。

5.以下1測定点の1データごとに次のとおりにする。

(1) 「測定点番号」には、大腸菌測定点図と対照できる番号を記入する。

(2) 「地図番号」には、当該測定点が属する、1/20万地勢図の番号を記入する。

(3) 「測定点名」以下については、別紙1「海域環境調査実施要領」の「4.データの整理」を参考として記入する。

(別紙10)   赤 潮 発 生 状 況 表

(赤潮発生状況表様式)

(赤潮発生状況表記入上の注意)

1.赤潮発生状況表の様式は、前項に掲げるものとし、B5ヨコ版110kg上側2ツ穴あきとする。

2.赤潮発生状況表は、都道府県ごとに作成する。データの量が多い場合には、表は何枚にわたってもさしつかえない。

3.「調査年度」「都道府県」には該当のものを記入する。

4.赤潮発生状況表には、赤潮の発生1件ごとに発生年月日の早い順に次のとおり記人する。

(1) 「整理番号」には、赤潮の発生1件ごとに1からの通し番号を記入する。

(2) 「地図番号」には、当該発生場所が属する1/20万地勢図の番号を記入する。

(3) 「海域名」「海域コード」には、当該発生場所が属する海域名、海域コードを、別冊「コード番号一覧」より選んで該当のものを記入する。発生場所が2以上の海域にわたる場合は、海域名、海域コードを併記する。

(4) 「発生場所名」以下については、別紙1「海域環境調査実施要領」を参考として記入する。

〔補足事項〕

※1.当調査は、純然たる資料調査であって既存データを巾広く収集すればよい。現地確認調査は全く必要としない。

※2.赤潮に関しての、データ収集は48〜52年の5ケ年分について実施するが、赤潮発生海域図は52年のデータのみを使って作成する。

※3.プランクトン、底生生物、付着生物の各データ表作成の場合、記載事項の一部が欠除しているデータであっても、ア 採集地点の位置、イ 採集年月日、ウ 優占種の記載があれば、エ 以下のデータが欠除していても、必ずデータ表を作成すること。

※4.採集地点位置図(P9−20)が繁雑になる場合は、プランクトン、底生生物、付着生物別に位置図を作成してさしつかえない。この場合、何に関する位置図であるか必ず明記すること。

 記号  被 覆 度 区 分
 5
 4
 3
 2
 1
 +
 80〜100%をおおう。    個体数は任意
 60〜80%をおおう。    個体数は任意
 40〜60%をおおう。    個体数は任意
 20〜40%をおおう。    個体数は任意
 20%以下をおおう。    個体数は任意
 きわめてわずかをおおう。 個体数はすくない。

※5.海域ごとのデータ表

海域ごとに次の順でデータ表を掲載する。

(1) プランクトンデータ表 (採集地点番号の順)

(2) 底生生物データ表   (   〃    )

(3) 付着生物データ表   (   〃    )

(4) 大腸菌データ表    (測定点番号の順)

※6.赤潮発生状況表

赤潮発生状況表を整理番号順に掲載する。

※7.文献リスト

当調査で使用した文献について、次の表にならいとりまとめる。

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