オオシマゼミ / Meimuna oshimensis |
[分布と生態] 奄美大島から沖縄本島までの南西諸島に分布し、8月から11月に発生する中型のセミ。山間部に見られ、スダジイ、リュウキュウマツなど、いろいろな林に生息します。 |
クロイワツクツク / Meimuna kuroiwae |
[分布と生態] 九州(大隈半島)から沖縄本島以北の南西諸島に分布し、7月から11月に発生する中型のセミ。平地から山間部に生息し、その数も多く見られます。また、山間部よりは、人家周辺の林で多いようです。いろいろな林に生息し、特に好む樹種はありません。 |
イワサキゼミ / Meimuna iwasakii |
![]() [分布と生態] 石垣島や西表島などに分布し、7月から11月にかけて発生するセミ。おもに山間部に見られ、リュウキュウマツやいろいろな広葉樹の林に生息します。 |
ツマグロゼミ / Nipponosemia terminalis |
[分布と生態] 宮古島以西の南西諸島に分布し、4月から7月に発生する中型のセミ。カラスザンショウやイスノキなどからなる林に生息します。ぬけがらは、地上1m以下についていることが多いようです。 |
イワサキクサゼミ / Mogannia minuta |
![]() [分布と生態] 沖縄本島以西の南西諸島に分布する日本最小のセミ。3月から7月に発生します。日本のセミは木で生活する種類がほとんどですが、この種類はサトウキビ、チガヤなどイネ科の草原などに生活する風変わりなセミです。 |
オガサワラゼミ / Meimuna boninensis |
[分布と生態] 小笠原諸島に限って分布し、5月から12月にかけて長期間の発生をする中型のセミ。小笠原固有種ということで昭和45年に国の天然記念物に指定されました。本種は、南西諸島に生息するクロイワツクツクにきわめて似ているところから、南西諸島から植物を移入したとき、人為的に運ばれて住み着いてしまったセミであるという説もあります。 |
エゾチッチゼミ / Cicadetta yezoensis |
[分布と生態] 北海道の頭部に分布し、8月から9月に発生する小型のセミ。海岸近くから山地にかけて見られ、エゾマツ、ミズナラなど、いろいろな林に生息します。 |