地球温暖化による干潟消失の回避に関する経済価値評価

メダイチドリ
評価対象 干潟の生物多様性維持機能を評価対象としている。負担金の支払いにより、地球温暖化による干潟消失の回避がなされるとしている。なお、現状ベースでは、地球温暖化により、干潟がすべて失われると仮定している。
区分 国内
場所 全国
評価年 2007年
評価の実施者 大野栄治、佐尾博志
評価に至った
経緯
  • 干潟のような生態系を育む場所が地球温暖化によって破壊され、そこに生息する動植物たちが急速な勢いで絶滅の危機に追いやられている。
  • 地球温暖化対策としての干潟保全に関する際に必要となる貨幣評価原単位の提供を目的として、都道府県別の経済価値を計測した。
評価手法 CVM
評価結果
  • 支払い対象は全国で、支払い方式は負担金となっている。

中央値:
1,599円(一人あたりの支払意思額)
   日本全国で、2,043億円/年
成果の活用
  • 地球温暖化防止対策のための費用を検討するための調査
参考資料

大野栄治、佐尾博志(2008)「CVMとTCMによる干潟の経済価値の計測」『環境システム研究論文集』Vol.36.