評価対象 |
工業地帯における湿地の生態系サービスの価値 |
区分 |
アフリカ州 |
場所 |
ウガンダ |
評価年 |
1998年 |
評価の実施者 |
国家湿地政策(NWP)/国際自然保護連合(IUCN-EARO) |
評価に至った
経緯 |
- Nakivubo湿地は、カンパラ市の中央工業地帯を通り、住宅街を抜け、ヴィクトリア湖に水を注いでおり、さまざまな生態系サービス(排水浄化機能や養分保持機能)を有していることから、その経済的な価値を評価した。
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評価手法 |
代替法 |
評価結果 |
■湿地がもたらす自然機能を人工技術に代替した場合の経済価値評価
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- 100万~175万USドル/年
■新たに下水処理プラントを建てた場合の維持費費
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- 200万USドル以上/年
- 新たに下水処理プラントを建てた場合の維持費は、湿地の経済的価値を上回ることが明らかになった。
(更に下水処理施設の拡張にともなって生活コストも上昇する)
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成果の活用 |
- 湿地は、カンパラ市の水や衛生設備には不可欠な存在であることが分かり、カンパラ市のグリーンベルトの一部として指定された。
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参考資料 |
TEEB Case Studies,Protected wetland for securing wastewater treatment,Uganda
TEEB報告書和訳暫定版(2011年 公益財団法人地球環境戦略研究機関【IGES】)第2部:地方行政担当者向け(TEEB for Local and Regional Policy Makers)『コラム4.1. 自然か人工技術か~ウガンダの排水処理』p.67 |