地 図
番 号

調査区
番 号

市 町 村 名

地    名

      

調査年度

1989

9

19

佐敷町

兼久

都道府県名

沖縄県


 

 

 

 

1.地形・地質
 中城湾南端の兼久地先の河口干潟。標本区の面積は38ha、沖出し幅は約400m。2本の川が流れ込んでいる。底質の大部分は砂泥だが、干潟上部では泥とレキ、転石が多くなる。海水は少し濁っている。海岸線はほぼ人工海岸化されている。
2.植生
 干潟内に植生はない。











1.底生生物
 測線全体を通じて、ゴカイ類、ウミニナ類、カニモリガイ類が目立つ。上・中部ではヘラサギガイも多かった。中・下部ではホウシュノタマガイがみられた。カニ類、特にシオマネキ類、ミナミコメツキガニ、コメツキガニなど県内の干潟では普通種といえるものがみられなかった。
 低潮線付近に建干網(刺網)が設置されており、主な漁獲対象はミナミクロダイとガザミ類である。
2.藻場  干潟上部の転石帯にアオサ場が分布している。







 調査当日にアジサシの仲間を1羽確認した。







 当干潟の埋め立てによるリゾート開発が計画されているが、貴重種のトカゲハゼの分布域が含まれているので、なんらかの保護対策が望まれる。





 
 
 
5



1


 

 

 


調

 所属 琉球大学理学部

 氏名 山田 正士 岡地 賢

調査

方法

○1 現地調査 1990年3月11日
 2 資料調査
○3 ヒアリング



 


 

 

目次へ


総目次へ