第2部 調査結果

T.分布図

 調査対象種のうち、原則として、1件でも報告があった種(亜種)について分布図(266枚)を作成した。分布図の配列は、分類順(巻末資料「調査対象種一覧」に示された調査対象種・亜種の順)である。報告がえられず、分布図を作成しなかったのは以下の12種及び絶滅種のクニマスとミナミトミヨである。

1910

1930

1960

0510

0950

2020

チョウザメ

レイクトラウト

サバヒー

アブラヒガイ

ヒレナマズ

コウタイ

1980

2180

2190

1530

2230

1690

アミメカワヨウジ

エソハゼ

シマエソハゼ

ハゼクチ

ハヤセボウズハゼ

ワラスボ

 分布図の表示単位は2次メッシュ(1/25,000地形図1枚の区画に相当する。およそ10km×10km)とした。報告の年代が1985年以前又は不明である場合は○印を、1985年より新しい場合は●印を表示した。○あるいは●印は、当該種(亜種)が生息すると報告のあった2次メッシュの中心の位置を示すものであり、必ずしも分布地の中心を示すものではないことに留意されたい。

 各種(亜種)の分布図には種(亜種)ごとに、えられた情報量の評価と外来種などその種に関する特記事項を付した。えられた情報量の評価は「分布パターンを表している」、「やや情報不足」、「情報不足」の3段階とした。基準は下の通りである。

 

「分布パターンを表している」

 従来から知られている当該種の分布パターンをほぼ表す情報が収集されたもの。なお、広域分布種については、必ずしも稠密な報告が寄せられたか否かを判定基準とはせず、全体の輪郭が把握されたものは、この類型に含める。

 

「やや情報不足」

 従来から知られている当該種の分布パターンをかなり表してはいるが、一部の地域からの情報が欠けているなど、完全に表したとはいい難く、今後なお情報空白地域の解消に努める必要がある。

 

「情報不足」

 広域分布種であるにも拘らず、限られた地域からの情報しか得られなかったもの。あるいは、模式産地等重要な分布地またはその周辺地域からの情報がないなど、当該種の分布を語る上で極めて不十分な情報しか得られなかったもの。

 

目次へ