4.哺乳類の調査実施状況

(1)調査対象種
  日本産の既知の哺乳類185種の全種につき、種レベルで調査対象とした。
(2)調査員
  分科会検討員より推薦された専門研究者及び鳥獣保護員の中から1,370名が参加
・協力した。
  調査員の居住地(都道府県)別人数は、表1-3のとおりである。

 

表1-3調査員居住地(都道府県)別人数
( )内は左記数値に含まれる鳥獣保護員の人数を示す。

北海道 123 (108) 東京 23 (12) 滋賀 6 (6) 香川 28 (28)
青森 18 (15) 神奈川 10 (6) 京都 8 (8) 愛媛 18 (18)
岩手 29 (22) 新潟 37 (37) 大阪 12 (11) 高知 37 (37)
宮城 54 (52) 富山 34 (33) 兵庫 2 (0) 福岡 28 (25)
秋田 12 (12) 石川 24 (22) 奈良 45 (44) 佐賀 11 (11)
山形 11 (10) 福井 9 (9) 和歌山 31 (31) 長崎 29 (27)
福島 41 (40) 山梨 36 (36) 鳥取 3 (3) 熊本 28 (26)
茨城 56 (56) 長野 40 (38) 島根 38 (38) 大分 28 (28)
栃木 11 (11) 岐阜 43 (42) 岡山 31 (31) 宮崎 43 (43)
群馬 48 (48) 静岡 51 (48) 広島 28 (26) 鹿児島 42 (41)
埼玉 38 (35) 愛知 22 (13) 山口 39 (38) 沖縄 12 (10)
千葉 38 (32) 三重 11 (11) 徳島 9 (8)   1,370(1,286)


 また、上記のほか、(社)大日本猟友会の各都道府県の会員が参加・協力したが、猟
友会員には各支部の代表を通じて調査を依頼したため、参加者人数の詳細は把握してい
ない。

(3)調査状況

(1)全国の調査状況
  哺乳類に係る調査状況は表1-4のとおりである。
  また、当該分類群のいずれかの種について報告のあった2次メッシュを全て表示した
ものを図1-7に示す。
表1-4哺乳類調査状況総括表

調査対象種 135
報告のあった種数 126
調査員数 1,370
延べ報告件数*1 229,710
延べ報告メッシュ数 (3次メッシュ)*2 225,542
    〃      (2次メッシュ)*3 28,366
哺乳類報告メッシュ数(3次メッシュ)*4 113,148
    〃      (2次メッシュ)*5 4,154

*1 「ある調査員」から「ある調査対象種」について「あるメッシュ」において「ある調査年月日」に記録された報告を1件としてカウントされた数の総合計
*2 *1のうち、同一種、同一メッシュ(3次メッシュ)における情報を統合して得られた延べ数
*3 *1のうち、同一種、同一メッシュ(2次メッシュ)における情報を統合して得られた延べ数(種別分布図に記されたプロット数の総合計)
*4 当該分類群のいずれかの種について報告のあった3次メッシュ数(全国:380,172メッシュ)
*5              〃                  2次メッシュ数(全国: 4,730メッシュ)
 
(2)分布図データの年代別状況
  全分布図に表示されたデータの調査年代別の内訳は、表1-5のとおりである。但し、
分布図では、全報告データのうち、同一種、同一2次メッシュの報告については、最新
のデータをもって代表させているため、表1-4の「延べ報告2次メッシュ数」はこの
表の合計より少なくなっている。

表1-5分布図データの年代別状況

哺乳類データ収集時期 メッシュ数 構成比(%)
昭和19年以前 374 1.05
昭和20年代 85 0.24
昭和30年代 391 1.10
昭和40-44年 189 0.53
昭和45-49年 230 0.65
昭和50-54年 715 2.01
昭和55-59年 2,124 5.96
昭和60-64年 1,528 4.29
平成2年以降 29,170 81.87
調査年代無記入 822 2.31
合計 35,628 100.00