2.1.4動植物分布調査・環境指標種調査(身近な生きもの調査)

●調査目的
 居住地周辺の(身近な)自然環境の動向を表している種(指標種)について、その分布
 を把握し、また調査を通じて国民の身近な自然への関心を高め、その保全の必要性につ
 いての理解を深めていくことに役立てようとするもの。
●調査実施者
 環境庁が募集した一般ボランティア。
●調査対象地域
 全国の居住地周辺(身近な)地域。
●調査実施期間
 昭和59年4月から昭和60年2月まで。
●調査内容
 「標準地域メッシュ・システム」(昭48.行政管理庁告示第143号「統計に用いる標準地
 域メッシュ及び標準地域メッシュコード」)による第3次地域区画(「基準地域メッシュ」
 または「3次メッシュ」。約1km×lkm)を単位として、次の70種の動植物について、
  その分布(確認)情報(その種がいた)を収集した。

表2-1-1調査対象種

 ○動物40種                          

種 名
種 名

ザリガニ
アメリカザリガニ
ヤシガニ
サワガニ
ハッチョウトンボ
キリギリス/ハネナガキリギリス
タガメ
ヒグラシ
ミンミンゼミ
オオミノガ
オオムラサキ
ハンミョウ
カブトムシ
ゲンジボタル
ヤマメ
アユ
オイカワ
コイ
フナ
ドジョウ

メダカ
カダヤシ
イモリ/シリケンイモリ
ヒキガエル
ウシガエル
カジカガエル
アオダイショウ
ドバト
キジバト
カッコウ
カワセミ
ヒバリ
ツバメ
オオヨシキリ
スズメ
ムクドリ
オナガ
オオコウモリ類
ノウサギ/ユキウサギ
ニホンリス/エゾリス

 ○植物30種

種 名
種 名

在来タンポポ
セイヨウタンポポ
アカミタンポポ
ヒメジョオン
ヘラバヒメジョオン
ハルシオン
ヒルガオ・コヒルガオ
セイヨウヒルガオ
アレチマツヨイグサ
オオマツヨイグサ
コマツヨイグサ
センダングサ
タチアワユキセンダングサ
ミミナグサ
オランダミミナグサ

セイタカアワダチソウ
オオブタグサ
アレチウリ
ヤブガラシ
ムラサキカタバミ
キキヨウ
オミナエシ
テッポウユリ
ニリンソウ
チゴユリ
カタクリ
ホテイアオイ
エビッr> タヌキモ類
コウホネ類


調査方法
 環境庁が広く一般に呼掛け、調査に参加するボランティアを募って実施した。
 調査は、環境庁が提供した調査資料(調査の手引、メッシュ地形図)に従って進められ、
 その結果はメッシュごとの調査票(資料2-1-4)によって報告された。  
全国集計(とりまとめ)の概要  
 参加者数、参加者の年齢構成、調査対象メッシュ等、調査体制に関する集計のほか、調
 査対象種について、種別確認メッシュ数の集計や種別全国分布図等を作成した。
 これらの結果は、調査参加者への報告でもある『生きもの地図ができました』にとり
 とめた。



                 資料2-1-4環境指標種調査調査票