あ と が き


 初めての企画でもあり、予想をはるかにこえる反響と日々の新しい展開に、驚き、とまどいながら、調査期間が過ぎていきました。
 限られた費用と少ない人員という制約の中で、調査が完了し、このような形で「生きもの地図」をお届けできる運びとなりましたのは、調査参加者はもちろん、大ぜいの皆さんの暖かいご支援とご協力の賜と肝に銘じております。関係の方々に心からお礼申し上げます。
 期間中を通じ参加者の皆さんからたくさんのお便りや電話をいただきました。そんな中から、この調査が、もともと目的とした、自然とふれ合いながら動植物の様子を調べる、ということ以外に、「自然を調べる」ことを通じて様々な社会的な効用を生んだことを知りました。「自然」というものの懐の深さを思い、それが持つ意義の大きさを再認識するとともに、自然保護行政の重要さについて心を新たにした次第です。
 さて、この「生きもの地図」づくり、多数の皆さんからの激励に意を強くし、次回の「緑の国勢調査」においても実施したいと考えています。その時には、またふるってご参加下さい。

 

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