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変貌する森林

 日本の全国土の67%を占める森林。しかし、そのうち自然林は国土の18%に過ぎません。自然性の高い森林は、それ自体が保全の対象であり、多様な動植物を将来にわたって存続させていくためのかけがえのない生息・生育環境ですが、一部の地域では、かつての姿を取り戻すまでに100年以上の取り組みが必要なほどに、変貌してしまっています。

 気づきにくい森林の変化を早期にとらえ、その実態を共有して適切な時期に必要な対策を講じなければ、再び同様の事態を招きかねません。

大台ヶ原の3時期
大台ヶ原の3時期

 1959年の伊勢湾台風による大量の風倒木とその搬出を契機に、正木峠などの稜線部では林床が乾きコケ類が衰退、 代わってササ類が繁茂し始めました。また、ドライブウェイの開通による利用者数の増加が林床植生の踏み荒らしにつながり、その衰退を加速したと考えられています。さらに、周辺部で増加したシカが、ササが拡がりつつある大台ヶ原に集中し、針葉樹の実生や樹皮までも採食するようになりました。このような複合的な要因により、森林の衰退が進行していますが、かつての健全な森林を取り戻すための自然再生事業が始まっています。

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