生物多様性センター

藻場分布図の作成

検討・実施体制

 藻場調査(2018~2020年度)では、沿岸域での藻場調査やリモートセンシング等に精通した有識者5名で構成される検討会を設置しました。また、藻場調査(2018~2020年度)は、下図の通り、藻場分布図の作成等に当たって必要な調査設計やデータの精度管理を行う精度管理法人と、各海区で現地調査等を行う現地調査法人が協力して進めました。
 なお、藻場調査にあたっては、各海区の有識者及び地方自治体の関係部局の担当者の方に情報提供等の協力をしていただきました。

図 検討・実施体制。
図 検討・実施体制。

役割

検討会(藻場分布情報整備のための検討会)
・藻場分布図作成、情報整備等に関する課題の検討等

検討委員(五十音順 敬称略 所属は令和3年2月時点)
 川井 浩史 神戸大学大学院理学研究科 教授
 作野 裕司 広島大学大学院先進理工学研究科 准教授
 田中 次郎 東京海洋大学 名誉教授
 仲岡 雅裕 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 教授(座長)
 堀 正和  国立研究開発法人水産研究・教育機構水産資源研究所
       水産資源研究センター
       社会・生態系システム部 沿岸生態系グループ長

精度管理法人
①調査設計
・調査実施のための連絡体制構築、共有サーバー設定等
・藻場分布情報等の収集・整理
・衛星画像解析、判読による藻場分布図の作成
・公開に向けた検討・準備
②精度管理
・現地調査法人に対する現地での調査方法等の指導
・現地調査法人に対する技術指導等
・現地調査法人作成の藻場分布図案、現地調査データの精度管理等
・業務成果物の検査、確認等

現地調査法人
・各海区での調査海域の選定
・各海区における藻場分布情報等の収集・整理
・現地調査計画作成
・現地調査の実施
・調査海域の分布図作成
・調査データの整理
・有識者ヒアリング

検討会での主な検討テーマ

2018年度
 第1回:調査対象海区、藻場分布図の精度、画像解析手法等について
 第2回:調査設計、画像解析手法、情報整備項目、現地調査に係るマニュアルについて
 第3回:有識者ヒアリング、マニュアル、精度管理、現地調査計画等について
2019年度
 第1回:現地調査の進捗、マニュアル改訂等について
 第2回:現地調査の進捗、藻場分布図の作成方針、成果物の公開方針等について
2020年度
 第1回:成果の公開準備、精度検証方法等について
 第2回:藻場分布図の最終確認、WEBコンテンツ等について