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日本の自然保護地域
支笏洞爺国立公園の概要
1.概 要
 北海道の南西部に位置し、後志(しりべし)火山群の中心部を占める湖と火山の公園である。支笏湖・洞爺湖の二大カルデラ湖や羊蹄山(ようていざん)・有珠山(うすざん)・恵庭岳(えにわだけ)・樽前山(たるまえさん)など特徴ある火山を有し、定山渓(じょうざんけい)・丸駒・登別・カルルスなど多くの温泉地がある。エゾマツ・トドマツ・ミズナラ等の針広混交林が主体であるが、単独峰の羊蹄山では針広混交林からダケカンバ林・高山植物群落への植生の垂直分布が観察できる。また、公園内にはヒグマ・エゾシカ・キタキツネ・クマゲラなど多くの野生動物が生息している。
 利用形態は温泉保養・湖上遊覧・湖畔や火山地帯での探勝・ドライブ・登山等多様で、札幌・千歳市近郊の公園であるため利用者も多い。年間約1,700万人である。

<代表的な利用拠点及び興味地点>
(1)支笏湖(面積約8千ha)
 マユ型の澄明度の高い湖。恵庭岳(1,320m)・風不死岳(ふっぶしだけ)(1,103 m)・樽前山(1,042m)の眺めに優れ、国民休暇村・ビジターセンター・野営場等が整備されている。
(2)洞爺湖(面積約7千ha)
 中島が浮かぶ円形の湖。南側に有珠山(737m)・昭和新山(402m)がある。
(3)登別温泉
 泉質の多様さと湧出量の多さで有名な温泉地。
(4)羊蹄山(1,893m)
 コニーデ(成層火山)で別名「蝦夷富士」と呼ばれる。
 
2.経 緯
 昭和24年 5月16日 公園指定
 昭和28年 9月22日 特別地域及び特別保護地区指定
 昭和54年 9月27日 羊蹄山地域再検討
 平成 2年12月 1日 車馬等の乗入れ規制地域指定(樽前山・無意根山)
 平成 7年 8月21日 支笏洞爺地域の再検討及び羊蹄山地域の点検
 
3.面 積
 (1)地域地区別(単位:ha)
特 保
第1種
第2種
第3種
小 計
普 通
合 計
2,668
( 2.7)
29,190
(29.4)
17,392
(17.5)
10,260
(10.3)
59,510
(59.9)
39,792
(40.1)
99,302
(100.0)

 
 (2)土地所有別(単位:ha)
国 有 地
公 有 地
民 有 地
合 計
  88,539
 (89.2%)
6,722
  ( 6.8%)
4,041
( 4.1%)
99,302
(100.0%)

 
4.関係市町村
 札幌市・苫小牧市・千歳市・登別市・恵庭市・伊達市・
 虻田郡(ニセコ町・真狩(まっかり)村・喜茂別(きもべつ)町・京極町・
 倶知安(くっちゃん)町・虻田(あぶた)町・洞爺村)・
 有珠郡(大滝村・壮瞥(そうべつ)町)・白老郡(白老町)
 
5.年間利用者数
 約1,616万人(平成8年)
 
(参考)
 第11回冬期オリンピック札幌大会(昭和47年)での滑降コースは、恵庭岳に造られたが、自然保護の観点から自然公園法の許可条件に基づき、大会終了とともにコースは閉鎖され、緑化復元が図られている。


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