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日本の自然保護地域
利尻礼文サロベツ国立公園の概要
1.概 要
 北海道の北端、稚内の西に浮ぶ利尻・礼文の2島及び稚内から南に続く稚咲内(わかさかない)にかけての海岸砂丘と広大な泥炭地を形成するサロベツ原野の一部からなる公園である。
 利尻山(1,719m)は、利尻島全体にそびえる独立峰で、また典型的な円錐型成層火山であり、その山容から「利尻富士」の異名を持つ。中腹から上部は浸食が進み、切り立った山肌を見せている。山麓部は広大な裾野が海岸まで広がり、多数の寄生火山や湖沼を伴う。
 礼文島は全体になだらかな地形(最高地点490m)を持つが、海岸部は平地が少なく、特に西海岸の海食崖は特筆される。両島とも北方性高山植生が発達するが、それぞれ「利尻」「礼文」の名を冠する固有種が多いのが特徴である。なお、レブンアツモリソウは絶滅のおそれのある植物として国内希少野生動植物種に指定されている。
 サロベツ原野はサロベツ川下流域に広がる沖積平野で、道内最長の砂丘帯と日本最大の連続する泥炭地(14,600ha)からなる。海岸植生と湿原植生が豊かで、水鳥の渡りの中継地としても重要である。
 利用形態は利尻山登山・高山植物や水性湿性植物の探勝を主体とする。

<代表的な利用拠点・興味地点>
○礼文島西海岸8時間コース;日本最北限の地スコトン岬からウエンナイまでの25km、花々に囲まれた西海岸を徒歩で探勝するコースである。
○サロベツ原生花園;湿原を巡る木道やビジターセンターが整備されている。
○パンケ沼;サロベツ原野最大の湖沼で幻のイトウが生息する。木道や野鳥観察舎が整備されている。

2.経 緯
 昭和49年9月20日 指定
           (旧利尻礼文国定公園S40.7.10指定;サロベツ原野追加)

3.面 積 単位:ha(%)
 (1)地域地区別 
特 保
第1種
第2種
第3種
小 計
普 通
合 計
7,998
(37.7)
2,343
(11.0)
3,353
(15.8)
7,390
(34.8)
21,084
(99.3)
138
(0.7)
21,222
(100)

 (2)土地所有別
国有地
公有地
民有地
17,571
(82.8)
1,341
(6.3)
2,310
(10.9)

 
4.関係市町村
 稚内市・天塩郡(幌延町・豊富町)・礼文郡(礼文町)・利尻郡(利尻町・利尻富士町)
 
5.年間利用者数
 約245万人(平成8年)

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