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日本の自然保護地域
足摺宇和海国立公園の概要
1.概 要
 本公園は、四国の西南端、愛媛県から高知県にかけての海岸沿いに位置し、南部の足摺岬を中心とする地域は隆起海岸の豪壮な断崖が連なる男性的な景観と北部の宇和海を中心とする地域は沈水海岸の繊細な入江と島嶼が造り上げる女性的な景観が特色となっている。高温多雨な気候条件は植物相を豊富にし、海岸部にはタブ・ホルトノキ等の常緑広葉樹の自然林、内陸部には篠山のシャクナゲ・アケボノツツジの群落や滑床渓谷の落葉広葉樹林等特筆すべきものも多い。陸上部でもサル・シカ等多くの野生動物が生息するが、本公園の見所は海中の生物景観である。イシサンゴ類・ヤギ類・ウミトサカ類等が群生し、ソラスズメダイ・チョウチョウウオ等の熱帯魚類が豊富で色彩豊かな海中景観を形成している。利用形態は、車窓や船上からの海岸景観の観賞・グラスボートによる海中景観の観賞・キャンプ・海水浴・ダイビング等のマリンスポーツが主なものである。
 
<代表的な利用拠点・興味地点>
〇西海(にしうみ):海中公園地区が指定され、半潜水型のグラスボートによる海中景観の観賞が人気を呼んでいる。国民宿舎が整備されている。
〇滑床渓谷:渓谷沿いに園路が整備され、渓谷景観を探勝できる。宿泊施設も整備されている。
〇竜串:海中公園地区が指定され、グラスボートや海中展望塔から海中景観を探勝できる。水族館も整備されている。
〇足摺岬:本公園最南端の岬で、花崗岩が浸食された高さ100mの大海食崖等の海岸景観の展望に優れている。アクセス道路である足摺スカイラインからは太平洋の眺望が見事である。
 
2.経 緯
 昭和47年11月10日 指定(旧足摺国定公園s30.4.1指定)
 昭和54年12月14日 足摺地域(高知県地域)再検討
 平成 7年 8月21日 宇和海地域(滑床地区を除く)の再検討及び足摺地域の点検
 
3.面 積 単位;ha(%)   
  (1) 地域地区別
特 保
第1種
第2種
第3種
小 計
普 通
合 計
海中公園
 957
(8.6)
910
(8.1)
4,763
(42.7)
4,179
(37.4)
10,809
(96.8)
357
(3.2)
11,166
(100.0)
126.0
19箇所

 
 (2) 土地所有別
国有地
公有地
民有地
合 計
4,021
(36.0)
1,395
(12.5)
5,750
(51.5)
11,166
(100.0)


4.関係市町村
 愛媛県:宇和島市・東宇和郡(宇和町)・北宇和郡(吉田町・広見町・松野町・津島町)・
      南宇和郡(内海(うちうみ)村・御荘(みしょう)町・城辺(じょうへん)町・
      一本松町・西海(にしうみ)町)
 高知県:宿毛市・土佐清水市・幡多郡(大月町)
 
5.年間利用者数
 約241万人(平成8年)

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