生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

シロハラ

Turdus pallidus  

全長約25cm。雄成鳥は頭部が灰褐色で、体上面はオリーブ褐色。胸・腹は灰褐色、脇はオリーブ褐色で、腹中央と下尾筒は白い。尾羽は黒褐色で外側尾羽には白斑があり、飛んだときに目立つ。上嘴は黒く、下嘴は淡橙色。足は淡橙色。雄幼鳥と雌は頭部の灰色味が淡く、喉は淡褐色で褐色の縦斑があるが、アカハラ同様変異が大きく、雌雄の区別が難しい個体もいる。

ウスリー・アムール川下流域で繁殖し、朝鮮半島・日本・台湾・中国南東部で越冬する。日本では冬鳥として全国に渡来し、特に本州中部以南に多い。広島県で繁殖記録があり、対馬では巣立ち雛の観察例がある。

平地から低山の林に生息する。下部植生の発達した薄暗い林を好む。餌は昆虫類・クモ類・ミミズなど。


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シロハラ
 新放鳥数70556
 移動回収51
 最長移動距離1470km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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