生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

ムクドリ

Spodiopsar cineraceus  

全長約24cm。雌雄ほぼ同色。雄の頭部は黒く、目先・頬・耳羽などに白斑がある。白斑の位置や大きさには変異が大きい。背と大部分の体下面は灰褐色で、腰・下腹・下尾筒は白い。尾羽は短めの角尾で黒褐色、先端に白斑がある。嘴は長めで細く、橙黄色で基部は暗青色、先端は黒い。足は橙黄色。雌は全体に褐色味が強い。幼鳥は雌に似るが、嘴の色は淡い。

モンゴル東部・ロシア極東東部・中国北部および東北部・サハリン・南千島・日本で繁殖し、日本・台湾・中国南部で越冬する。日本では九州以北で繁殖する。北海道では夏鳥であったが、近年越冬するものが増えてきた。南西諸島では冬鳥。

平地から山地の市街地・村落・農耕地・草原などに生息する。昆虫類・ミミズ・カタツムリなどを食べ、春夏は果実・秋冬は木の実もよく食べる。笹薮や街路樹などに集団でねぐらをとる。キュルキュル、リャーリャー、ジャージャーなどと騒がしい声で鳴く。


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ムクドリ
 新放鳥数21620
 移動回収66
 最長移動距離311km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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