生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

ツリスガラ

Remiz pendulinus  

全長約11cm。雄成鳥は頭上が灰色で、額からつながる黒くて太い過眼線がある。側胸から上背は栗色で、背と翼は黒褐色。体下面は淡褐色。嘴は長くて先端が尖り、灰色。足は黒い。雌成鳥は頭上に褐色味があり、過眼線は茶褐色。側胸の栗色部はない。幼鳥は雌成鳥に似る。

ヨーロッパ・トルコ・イラン・アフガニスタンからロシア極東中部・中国東北部で繁殖し、イラクからインド北西部・中国南部・朝鮮半島で越冬する。日本では従来まれな迷鳥であったが、1970年代から多く記録されるようになり、現在では冬鳥として関東以西に渡来する。

平地のアシ原に生息する。小群で行動し、アシに止まって嘴で葉鞘をはがし、内側にいるカイガラムシなどの昆虫を食べるほか、草の種子も食べる。


移動データの Google Earth での閲覧はこちらです。
ツリスガラ
 新放鳥数19932
 移動回収225
 最長移動距離1383km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
PAGETOP