生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

オオセグロカモメ

Larus schistisagus  

全長約55cm。大型のカモメ類。冬羽は頭部・体下面・尾が白く、頭部から頸にかけて灰褐色の斑がある。体上面は黒灰色で、外側初列風切は黒く、先端に白斑がある。日本で記録がある大型カモメ類の中では、体上面の色が最も濃い。嘴は黄色で太く、下嘴先端付近に赤い斑がある。足はピンク色。夏羽は頭部が白くなる。

ウスリーからカムチャツカにかけての沿岸・コマンドル諸島・千島・サハリン・日本北部で繁殖し、冬は朝鮮半島および中国南部沿岸まで南下する。日本では東北地方以北で繁殖するほか、主に東日本に冬鳥として渡来し、西日本では少ない。

沖合・海岸・港・河口などに生息する。他のカモメ類と共に混群を形成し、魚類・魚のあらなどを捕る。


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オオセグロカモメ
 新放鳥数18726
 移動回収87
 最長移動距離4517km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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