生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

モズ

Lanius bucephalus  

全長約20cm。雄は額から頭上が茶褐色で、黒い過眼線がある。背は灰色。翼は黒褐色で、初列風切基部には白斑があり、止まっていても目立つ。尾は長く、灰黒色。喉から胸は淡い褐色で、胸以下の下面は橙褐色。嘴と足は黒い。雌は過眼線が褐色で、胸・腹・脇に波形をした黒褐色の斑がある。初列風切基部の白斑は小さいか、ない。

サハリン・ウスリー・中国北東部および甘粛省・朝鮮半島で繁殖し、北方のものは冬期南に渡る。日本ではほぼ全国で繁殖するが、積雪地のものは冬期暖地に移動する。

公園・明るい林・林縁・農耕地などに生息する。枝先に止まり、尾をよく円を描くように振る。餌は主に昆虫類・両生類・は虫類などの他、魚類・ほ乳類・鳥類など多岐に渡る。初秋から、キィーキィーキィーキィーキィーとよく鳴き、これは高鳴きと呼ばれる。


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モズ
 新放鳥数35514
 移動回収42
 最長移動距離1567km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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