生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

キアシシギ

Heteroscelus brevipes  

全長約25cm。夏羽は上面が灰褐色で、胸・脇に黒褐色の波形をした横斑がある。腹以下の下面は白い。嘴はまっすぐで黒く、下嘴基部は黄色がかる。足は黄色。冬羽は胸・腹・脇の横斑がない。幼鳥は冬羽に似て、肩羽・雨覆・三列風切の各羽に白い縁取りがあり、嘴は全体に灰色味が強い。本種は、飛んだときに下雨覆が暗色で腰・尾に目立つ模様が出ないのが特徴となっている。

シベリア東北部で繁殖し、主に東南アジア・オセアニアで越冬する。日本では旅鳥として春と秋に全国に渡来し、少数は南西諸島で越冬する。

干潟・河川・水田・入り江・岩礁など水辺に幅広く生息する。汀線沿いや泥の上を歩き回って、昆虫・甲殻類・ゴカイなどを食べる。


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キアシシギ
 新放鳥数16057
 移動回収62
 最長移動距離8280km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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