生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

マナヅル

Grus vipio  

全長約120cm。頭部と後頸は白い。額と目の周囲は赤く、目の後方に灰色の丸い斑がある。体は灰黒色、翼は灰色。嘴は黄緑色。足は長く、淡い紅色。幼鳥は全体に褐色味が強い。

ロシアのハンカ湖周辺・アムール川流域・中国東北部で繁殖し、朝鮮半島南部・日本・中国長江下流域で越冬する。日本には冬鳥として渡来し、鹿児島県出水平野では現在約2,000羽が越冬する。ほかの地域ではまれ。本種の生息数は世界中で約4,000 ~ 5,000羽と推定され、うち半数は出水平野で越冬することになる。

水田・畑・湿地などに生息する。冬期は集団で越冬するが、家族単位で行動している。餌は穀物・植物の根・水草・小型魚類・カエルなど。


本種については、種の保全の観点から鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)を公開していません。
マナヅル
 新放鳥数128
 移動回収5
 最長移動距離1880km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  絶滅危惧II
 希少野生動植物種  国際希少野生動植物種
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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