生物多様性センター
鳥類アトラスWEB版(鳥類標識調査 回収記録データ)

コガモ

Anas crecca  

全長約38cm。日本で普通に見られるカモ類の中では最少。雄は頭部が栗色で、目の周囲から後頸にかけて緑色。体の中央に水平な白線が1本ある。下尾筒の両脇に黄色い三角形の斑がある。体は灰白色で細かい黒の波状横斑があり嘴と足は黒。雌は全体に褐色で暗褐色の斑があり、下尾筒の両脇には尾に沿うように白斑がある。

ユーラシア北部・北アメリカ北部で繁殖し、ヨーロッパ南部・アフリカ北部・中近東、南アジアから東アジア・北アメリカ中部および南部・中央アメリカで越冬する。日本では本州中部以北の高地で少数が繁殖するが、大部分は冬鳥として全国に渡来する。

湖沼・河川・干潟などにすむ。主に夜間に餌をとり、昼間は休息していることが多い。穀物・藻類・昆虫類・軟体動物・甲殻類・小さい魚類などを食べる。


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コガモ
 新放鳥数4718
 移動回収257
 最長移動距離8414km
 最長回収期間-
 環境省レッドリスト  -
 希少野生動植物種  -
 天然記念物  -

【凡例】
新放鳥数
国内で足環を付けて放鳥された個体数
移動回収
回収総数のうち、放鳥地から5km以上離れた地点で回収された例数
最長移動距離
放鳥地から回収地までの距離が最も長かった記録
最長回収期間
放鳥日から回収日までの期間が最も長かった記録
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