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生物多様性条約第10回締約国会議(COP10) カルタヘナ議定書第5回締約国会議(COP-MOP5) 日本政府公式ウェブサイト


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COP10議長 (松本環境大臣)

環境大臣イメージ画像

 日本国政府ならびに国民を代表して、2010年10月18日から29日の間愛知県名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に謹んで皆様をお迎えいたします。この生物多様性にとって歴史的な会合を開催することは誠に名誉なことであります。

 日本は、COP10の開催国として同会議のロゴマークとスローガン「いのちの共生を、未来へ」を2009年10月13日に発表しました。このロゴでは、折り紙で作られた多様な動植物によって、地球上の生き物の多様性を表現しました。さらに重要なことは、ロゴの中心に大人と子どもを配置して、自然と共生した私たちの暮らしと、この星の豊かな生物多様性を次の世代に引き継いでいくという私たちの決意を表しています。

 日本は、開催国としてのCOP10の開催準備に加え、同会議で採択される決議の実施に貢献していきたいと考えています。例えば、日本国環境省は、自然資源の持続可能な管理及び利用を促進する世界共通理念及びその推進のための取組を「SATOYAMAイニシアティブ」として提案するとともに、COP10を契機に、国際協調のための枠組を創設します。

 生物多様性の損失は、気候変動の影響とあいまって、世界中でこれまでにない速度で進行しています。COP10は、地球規模の生物多様性の課題に対応し、現在の世代と将来世代のためのニーズを満たす、貴重な機会となるでしょう。日本は、同会議の開催国及び議長国として、行動を起こす用意があります。

 さらに、この星の豊かな生物多様性を維持するためには、全ての利害関係者の参加が必要です。COP10において、幅広い利害関係者が愛知・名古屋に集まり、生物多様性そして我々の共通の未来のために、協力していくことを私は望んでおります。皆様を2010年10月に愛知・名古屋でお迎えすることを楽しみにしております。


議長メッセージ