森林の公益的機能の評価

ブナ林の風景
評価対象 森林の公益的機能の評価
区分 国内
場所 日本
評価年 1972年、1991年、2000年
評価の実施者 林野庁
評価に至った
経緯

  • 森林は、国土保全や水涵養、良好な自然環境の形成など様々な機能(公益的機能)を有しているが、普段の生活ではこれらの機能や価値を実感することは難しい。
  • 林野庁では、森林の有する多面的な機能の持続的発揮が図られるよう各種施策を進めるにあたり、より多くの国民の理解が得られるよう、森林の公益的機能の経済的評価を実施した。

評価手法 代替法
評価結果

■推定された評価額(単位: 百億円/年)

1972年の評価額:
約1,282
1991年の評価額:
約3,920(代替物単価の見直し)
2000年の評価額:
約7,499

■2000年の評価額内訳(単位: 百億円/年)

水源涵養機能:
約2,712
 
 (降水の貯留  874)
 
 (洪水の防止  557)
 
 (水質の浄化  1,281)
土砂流出防止機能:
約2,826
土砂崩壊防止機能:
約844
保健休養機能:
約225
野生鳥獣保護機能:
約378
大気保全機能:
約514
 
 (二酸化炭素吸収  124)
 
 (酸素供給  390)
参考資料

梶谷辰哉(2001)『森林の公益的機能の評価について』森林科学№33,pp.60-62
林野庁ホームページ
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/9gatu/kinou.html