概要 |
環境省レッドリストに掲載されている日本の絶滅危惧種(絶滅危惧I類及びII類)のうち、レッドデータブックの記述に基づく減少要因別に見た確認種数の分布を示した地図。 |
考え方 |
環境省編集のレッドデータブックでは、全国的な観点から見た絶滅危惧種の主な減少要因が定性的に記載されている。この減少要因をコード化し、それぞれの減少要因に該当する絶滅危惧種の分布状況を地図化することにより、絶滅危惧種の減少要因となっている危機が各地域でどのように進行しているのかを示す指標になり得る(危機の地図化)。 生物多様性国家戦略2010では、「生物多様性の危機」を以下の「3つの危機」及び「地球温暖化の危機」に整理しており、この地図では「3つの危機」について地図化している。
ただし、レッドデータブックにおける減少要因は、全国的な観点からそれぞれの絶滅危惧種について記述されている。このため、それぞれの地域毎に該当種の減少要因を見た場合、必ずしもレッドデータブックに記述されている減少要因で減少しているわけではない場合がある点に留意が必要である。 |
データ及び加工方法 |
地図8-1及び8-2で作成した環境省レッドリストに掲載されている日本の絶滅危惧種(絶滅危惧I類・II類)の分布データから、環境省が2000年~2006年に発行した各分類群のレッドデータブック及び2006~2007年に改訂し、2010年に発行した各分類群の「改訂レッドリスト付属説明資料」の「減少要因」等の項目中に記載されている、以下の減少要因に該当する種を選択して分布データを抽出し、2次メッシュ毎に種数を集計して図化した。
10-1 開発関連: 【減少要因の出典】 環境省野生生物課 編(2010) 改訂レッドリスト付属説明資料 の以下の各編 |
地図により表現される生物多様性の状況 |
これらの危機の要因に応じて各地域で対策を講じることが求められる。 |
データの ダウンロード |
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データの出典 |
【分布記録】
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データに関する注意事項等 |
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