平成25年度採択事業の概要

No. 事業内容 団体名 根拠法 事業実施期間
(予定を含む)
48 ヒグマの個体数調整(特定鳥獣保護管理計画)の実証  北海道 鳥獣保護法 H25 ~ H26
49 生物多様性地域戦略の策定  宮城県 生物多様性基本法 H25 ~ H26
50 生物多様性地域戦略の策定  岩手県金ケ崎町 生物多様性基本法 H25 ~ H26
51 地域連携保全活動計画の策定  栃木県小山市 生物多様性地域連携促進法 H25
52 生物多様性地域戦略の策定  滋賀県 生物多様性基本法 H25 ~ H26
53 地域連携保全活動計画の策定  愛媛県松山市 生物多様性地域連携促進法 H25 ~ H26
54 地域連携保全活動計画の策定  愛媛県西条市 生物多様性地域連携促進法 H25 ~ H26
55 生物多様性地域戦略の策定  長崎県 生物多様性基本法 H25 ~ H26
56 生物多様性地域戦略の策定  鹿児島県奄美市 生物多様性基本法 H25 ~ H26

 

48 北海道(ヒグマ地域個体群の生息数推定)

  • 北海道のヒグマ

    北海道のヒグマ

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

特定鳥獣保護管理計画(鳥獣保護法)

事業の概要および成果

今後策定予定の「北海道ヒグマ保護管理計画(仮称)」(鳥獣保護法に基づく特定鳥獣保護管理計画)におけるヒグマの適正な個体数管理を行うにあたり、推定精度を高めた捕獲情報に基づく個体数推定法を用いて、全道規模で精度が高く、また経済的かつ効率的なヒグマの地域個体群ごとの生息数の推定を実施。

49 宮城県(生物多様性地域戦略の策定)

  • 松島の情景

    松島の情景

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

生物多様性地域戦略(生物多様性基本法)

事業の概要および成果

宮城県は、東日本大震災により生物多様性に甚大な影響を受けた。このため、主に東日本大震災が生態系に与えた影響とその復元及び今後の宮城の生態系の在り方を示すために地域戦略を策定する取組。
学識経験者、NPO、関係団体等からなる検討会において生物多様性地域戦略で定めるべき3つの要件(対象区域、目標、施策)の他、主に東日本大震災が生態系に与えた影響とその復元及び今後の宮城県の生物多様性の在り方について検討、検討内容を基盤とし、沿岸部を中心とした生態系への影響について、国、県、自然保護団体等による既存調査データを集約し、また震災後の復旧・復興事業における、国、県等における生態系保全への取組を取りまとめた上で、生物多様性地域戦略(案)を作成。

50 岩手県金ケ崎町(生物多様性地域戦略の策定)

  • 自然と支え合い共に生きるまち 金ケ崎

    自然と支え合い共に生きるまち 金ケ崎

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

生物多様性地域戦略(生物多様性基本法)

事業の概要および成果

岩手県金ケ崎町は、北上川、胆沢川をはじめとする水辺と周辺に広がる田畑や駒ケ岳の裾野に広がる牧草地、山林など、水と緑に恵まれた自然環境が豊かな町である。この豊かな自然を守り、育てる取組を実践するために地域戦略を策定する取組。
実効性の高い計画とすることを目的に、自治会を中心とした自然観察会及び勉強会や、多くの町民の意見を集めるための講演会を開催するとともに、絶滅が危惧される野生動植物の調査を実施。生涯教育の中で生物多様性を扱う自治会を構成員とした連絡協議会での議論等を通して、生物多様性地域戦略(案)を作成。

51 栃木県小山市(地域連携保全活動計画の策定)

  • 渡良瀬遊水地 第2調節池での植物観察会「ラムサールジュニアわたらせ遊水地を学ぼう」

    渡良瀬遊水地
    第2調節池での植物観察会「ラムサールジュニアわたらせ遊水地を学ぼう」

事業実施期間

平成25年度

法定計画名(法律名)

地域連携保全活動計画の策定(生物多様性地域連携促進法)

事業の概要および成果

ラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地、周辺の水田等を含め、トキ・コウノトリをシンボルとした自然と共生する地域づくりを先導的に進める等、地域戦略に盛り込まれた4つのリーディング・プロジェクトの具体的な実施を図るために計画策定段階から各プロジェクトごとに地域住民や関係団体の参画を推進し、今後の取組みへつなげて継続的な計画実施が期待できる、全国のモデルとなる地域連携保全活動計画。
最重点プロジェクトである、「トキ・コウノトリの野生復帰」を推進し、渡良瀬遊水地の賢明な活用として「エコミュージアム化」の実現を図るため、先進地視察や有識者による活動支援を実施。

52 滋賀県(生物多様性地域戦略の策定)

  • 琵琶湖の情景

    琵琶湖の情景

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

生物多様性地域戦略(生物多様性基本法)

事業の概要および成果

滋賀県は、既に生物多様性地域戦略を策定しているが、愛知目標の設定等を受け、琵琶湖を中心とした人と自然との関わりに視点を置いた新たな地域戦略を策定するための取組。
滋賀県における生物の生息状況等を把握し、現行戦略策定時以降の変化や課題の洗い出し等のため、蓄積されている生物の生息情報等を収集・整理、生物多様性保全に資する活動を行っている団体について、連携した取組みを推進するために活動内容や活動地域等の情報を収集、「琵琶湖のまわりの身近な生態系サービス」について「希少種保全」や「外来種対策」等を話題として、多様な主体が参加するワーキンググループを開催し住民の意見を聴取、専門家等からなる検討会を開催し、生物多様性地域戦略(案)を作成。

53 愛媛県松山市(地域連携保全活動計画の策定)

  • 高縄山から臨む鹿島

    高縄山から臨む鹿島

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

地域連携保全活動計画(生物多様性地域連携促進法)

事業の概要および成果

瀬戸内海国立公園に指定されている鹿島を中心に高縄山系を含む松山市北条地域において、県の天然記念物であり、かつ、自然植生に影響を与えるシカとの共存を図るなど、地域の多様な主体の連携による活動を促進するため地域連携保全活動計画(案)を作成。

54 愛媛県西条市(地域連携保全活動計画の策定)

  • 加茂川河口干潟 観察会

    加茂川河口干潟 観察会

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

地域連携保全活動計画(生物多様性地域連携促進法)

事業の概要および成果

南に四国山地(石鎚)、平野部に湧水群等良好な水辺環境、北に瀬戸内海(干潟を含む)を有する地域において、計画策定段階から、有識者、NPO、漁業組合、森林組合、農業団体、地域住民、企業、博物館など、多様な主体が連携。水を基軸に山、水辺、干潟と様々な環境に対応した、全国のモデルとなる地域連携保全活動計画。
基礎調査として、生物調査を実施し、計画の対象を明確化した上で、効果的な取組について検討を実施。

55 長崎県(生物多様性地域戦略の策定)

  • 妙見岳とミヤマキリシマ

    妙見岳とミヤマキリシマ

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

生物多様性地域戦略(生物多様性基本法)

事業の概要および成果

長崎県は、森林や海洋、島嶼など、多種多様な自然環境が存在している。生物多様性地域戦略は既に策定済みだが、見直しの時期を迎え、具体的な目標や指標の設定など「見える化」に重点を置いた地域戦略を策定するための取組。
県内外における生物多様性を取り巻く環境の変化の把握、地域の課題を洗い出し課題解決の協働体制を構築するための、地域住民やNPO、有識者、行政関係者等の多様な主体が参加する地域フォーラムの開催、県内の自然環境の特徴を分かりやすい形で紹介するアンケートを実施し、生物多様性地域戦略(案)を作成。

56 鹿児島県奄美市(生物多様性地域戦略の策定)

  • 奄美の特徴的ないきもの

    奄美の特徴的ないきもの

事業実施期間

平成25年度~26年度

法定計画名(法律名)

生物多様性地域戦略(生物多様性基本法)

事業の概要および成果

奄美大島は、平成25年1月に日本の世界遺産暫定一覧表に記載されることが決定するなど、世界遺産登録に向けた取組が進められている「奄美・琉球」地域に位置する。この奄美大島において奄美市を中心に、島内の全ての市町村が共同して、「生活と自然の共生」を目指した地域戦略を策定する取組。
自然環境に関する既存資料の調査及び専門家へのヒアリングを実施、それらを受けて専門家による評価を行うとともに、生物多様性の保全体験活動や世界自然遺産地域の取組事例を照会する講演会を通じた地元住民の保全に対する意識情勢と取組への意見聴取、世界自然遺産地域の課題調査等を実施し、関係自治体による協議会において生物多様性地域戦略(案)を作成。

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